1.戦う君よ
作詞:菅波栄純
作曲:THE BACK HORN
戦う君よ 世界を愛せるか
紺碧の空に三日月滲んで消えた
何故君は行く 傷つき倒れても
高鳴る熱い思いを忘れはしない
何処までも行けよ 顔をあげて
ありのまま何もかも輝くだろう
今はまだ闇に震えていても
笑いあえる日がくる
ためらうことも とまどうこともなく
いつかは君に幸あれ 光の中で
少年の日々を思いだして
水たまり 反射する飛沫あげて
泥だらけのまま笑えたのなら
何処へだって行けるさ
何処までも行けよ 顔をあげて
ありのまま何もかも輝くだろう
きれいごとじゃなく美しき日々
探し続けてゆくよ
さぁ走り抜けよう この歌を胸に抱きしめ 今
強く強く叫ぶように夜明けは降り注いだ
さぁ走り抜けよう この歌を胸に抱きしめ 今
高く高く羽撃けるさ 晴れわたるあの空を目指してゆけ
2.神の悪戯
作詞:松田晋二
作曲:THE BACK HORN
神が舞い降りる 蛇腹模様の空
目覚めた欲望がヒステリックな夜
天使と悪魔が愛し合えば
秘密の儀式は続いてゆく
愛は 夢は灰となりて
罪にぬれた花となりて
ペガサスみたいに白い腰を振って
狂気と性器が歌い出せば
聖なる宴は続いてゆく
歌は 悲鳴は渦を巻いて
空にうねる蛇となりて
世界は壊れて砕け散って
命の意味さえ分からぬまま
産まれて死んでく永遠の中で
最後の宴は続いてゆく
愛は 夢は灰となりて
罪にぬれた花となりて
神は世界に水をまいて
罪を洗う雨となりて
3.パラノイア
作詞:山田將司
作曲:THE BACK HORN
ガラス細工の僕の心
月を透かし夜に消えた
ここが何處だか分からぬまま
ワイングラス赤く染まる
街を手にした夜の亡者
光る女兩手に抱え
金をネオンに仰ぎ散らし
甘い蜜に蝶はたかる
教えて世界は誰の為に回る?
路地裡子貓が振り向いた時
僕が君で君が僕になったら
世界は平和に回るでしょう
噓が本當で本當が噓になったら
何が僕等を繫ぐのでしょう
時計仕掛けの僕の暮らし
滿員電車腹話術師
僕が誰だか分からぬまま
押すに押せないリセットボタン
教えて世界は誰の為に回る?
秒針が心臟を追い拔いた時
僕が君で君が僕になったら
世界は平和に回るでしょう
噓が本當で本當が噓になったら
何が僕等を繫ぐのでしょう
空が大地で大地が空になったら
僕らは今すぐ落ちるでしょう
神が人で人が神になったら
賴まれるのが僕らの仕事でしょう
今が過去で朝が夜になっても
巡るぐるぐるぐるプライベイトな妄想
絡み付いて
コレがソレでドレがソファミレミファレ レレレ
あぁ溶けてゆく
回れ回り盡くせ 頭の中で
4.栄華なる幻想
作詞:岡峰光舟
作曲:THE BACK HORN
遙かなる大地を踏みしめていたのは若き血潮
遠い空 想いはいつもそこにあった 淡き夢と
伸びた影 奮い立たすように あの人はそっと笑っていた
いずれまた会おう 振り返りはせず 注ぐ光へと走り抜けて
誰も知らないで流れてゆく花よ やがて河となり海となりて消えゆく
何故に僕らは忘れてしまうのだろう 日々の中で
何故に僕らは繰り返してしまうのだろう 何も言えず
作られた空虚な樹海へ いつまでも迷い込んだまま
命の価値とか平等がどうとか孤独を恐れて口をそろえ
何も知らないで世界は過ぎてゆく 溢れる言葉に埋もれてゆく 星屑
万朶(ばんだ)の桜か暁の空の下(もと)眠れ
返り咲くは栄華なる幻想
命の価値とか平等がどうとか 孤独を恐れて口をそろえ
何も知らないで世界は過ぎてゆく 溢れる言葉に埋もれてゆく
まだ目覚めないその眼差し 今こそ開いて
また輝きを増す太陽 今もっと高くへ昇るさ
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